マンション投資では、パートナーとなるマンション投資会社の存在が不可欠です。どの会社を選ぶかによって投資の成否が左右されるため、パートナー選びは慎重に行わなければなりません。
今回は、数あるマンション投資会社の中から「スカイコート」について、一体どのような会社なのか、どんな特徴があるのかをご紹介しましょう。
◆スカイコートってどんな会社?
スカイコートの創業は昭和44年。50年近く続く長い歴史のある会社です。その歴史の中で培ってきたマンション経営のノウハウを活かして、マンションの分譲・販売事業を営んでいます。
特に都内のワンルームマンション投資に強く、累計分譲戸数は33000戸、オーナーの数は2万人以上です。不動産仲介や管理を行う「スカイコート賃貸センター株式会社」、マンションの総合管理業務を手がける「スカイサービス株式会社」の2社をグループ会社として抱えており、3社が一体となってマンション投資を総合的にサポートしています。
・スカイコートの基本情報
正式な社名は「スカイコート株式会社」。本店の所在地は東京都新宿区富久町です。すでに述べたとおり、管理物件は都心のワンルームマンションが中心ですが、その他にも埼玉、神奈川をカバーしています。本拠地を都心においている強みから、単身者に人気のエリアである港区・世田谷区・横浜などのエリアで多数の物件を管理しています。
◆スカイコートでマンション投資するメリット
①住宅需要が旺盛な都心で物件を保有できる
多くの方がマンション投資に挑戦するのは、利益をあげるためです。従って、いかに空室を作らず、利益率を高められるかが重要なポイントになります。その点、地方から多くの人口が流入し、住宅需要が高い都心のマンション投資に注力するスカイコートの物件は、空室が発生しにくい条件を備えていると言えるでしょう。
②低リスクで確かなリターンが狙える
スカイコートが提供する物件は、一般的にファミリータイプよりも利益率が高いワンルームマンションが中心です。そのため、平均的な利回りは3~4%と、物件価格の高い都心部を中心に物件を提供していながら、比較的高水準の利益率を確保しています。
③生命保険や相続税対策にも役立つ「私的年金」になる
「リスクを最小限に抑えつつ、高い利回りを確保できる」という特徴に注目すると、スカイコートのマンション投資は「私的年金」のようなものだと言えるかもしれません。つまり、「株式投資など他の資産運用と比較するとリスクは低いものの、リターンは高い」という特徴を持っているということです。
マンション経営のローン契約は、自動的に団体信用生命保険への加入が求められますが、保険料はローン金利に含まれるため実質的に追加の負担なしで生命保険を利用できることになります。
資産を現金よりも課税評価額の低い不動産に変えることで相続税対策に役立つほか、物件購入時の費用を所得と通算することで節税効果も得られます。
相続税対策と節税効果というメリットは、基本的にマンション投資に共通するもので、スカイコート独自のメリットというわけではありません。しかし、「リスクを最小限に抑えつつ、高いリターンを狙う」というスカイコートの特徴と親和性が高いため、トータルで利用者が安心できるマンション投資をサービスとして実現しているといえるでしょう。
・スカイコートのサブリースについて
スカイコートでは、オーナーの物件管理を「借り上げ保証システム」という「一括借上(サブリース)契約」によって行っています。オーナーは保有する物件を丸ごとスカイコートに貸し出すことになるので、仮に空室が発生したとしても損失を被ることはありません。マンション経営最大のリスクともいえる空室リスクに悩まされなくても済むわけです。
借り上げ保証システムのメリットはこれだけではありません。毎月の家賃徴収、建物の保守・メンテナンス、入居者の募集などマンションの管理業務はすべてスカイコートグループの3社に任せることができるのです。借り上げ契約の期間は35年なので、その間煩雑な管理業務の手間に煩わされることはありません。ただし、2年(当初は4年)ごとに家賃の見直しを行う必要があるので注意してください。
◆スカイコートの評判
ここからは、ネット上での口コミからスカイコートのマンション投資にどのような評判があるのかチェックしていきましょう。
・良い口コミ
①「私的年金」として、老後の収入補填に役立つ
すでにご紹介したように、スカイコートの平均的な利回りは3~4%です。マンション投資では、10~15%程度とより高い利回りを得られる場合もあるため、中には「思ったより利回りが低い」と感じた方もいるのではないでしょうか?
しかし、スカイコートはマンション投資会社の中でも、特に「安定性」を売りにしている会社です。確かな安定性を確保しつつ、その中で可能な限り高い利回りを狙うというスタンスなので、利用者も「低リスクかつ、預貯金より利回りの高い資産運用を行いたい」、「老後に備えて、年金以外の収入減を確保しておきたい」といった要望の人が多く、そうした人からは好評を博しています。「一般的なマンション投資よりもリスクが抑えられ、その中で確実な利益を積み重ねる」という姿勢が評価されています。
②節税効果と相続税対策が収入の多い人に人気
スカイコートの堅実な運用サポートは、マンション投資がもたらす節税効果や相続税対策の働きとも相性が抜群です。そのため、「節税のためにマンションを保有したい」、「相続税対策にマンションを購入して、家族に少しでも多くの資産を残したい」といった要望を持つ方の人気を集めています。節税や相続対策として行うマンション投資では、いかに失敗のリスクを抑えるかが重要ですが、スカイコートならそうしたリスクを最小限に抑えられるのが人気の秘訣です。
・悪い口コミ
①管理業務の対応が悪い
「住民からの苦情があってもちゃんと対応してくれない」、「管理担当者の態度が悪い」といった口コミがいくつか見つかりました。同時に「うちの担当者は腰が低く丁寧だ」との意見も見つかったので、あくまで一部の例かもしれませんが、こうした評判があることは覚えておいたほうがいいかもしれません。
②高い利益が上げられない
スカイコートのマンション投資は、基本的にリスクを抑えて着実なりターンを稼ぐ方針です。従って、「多少リスクを背負ってでも、高いリターンを狙いたい」という方からは十分な利益が上げられないとの不満の声もあがっていました。
◆マンション投資会社の中から、スカイコートを選ぶ際のポイント
スカイコートのマンション投資は、一言で言うと「利益を買うのではなく、安心を買う」ようなものだと表現できます。数あるマンション投資会社の中でも、スカイコートは比較的手堅い運用方針を持つ企業です。そのため、できるだけリスクを抑えてマンション投資を行いたいという方に向いている会社だといえるでしょう。逆に、「ハイリスク・ハイリターン」を狙っているような方や、スカイコートが苦手としているファミリータイプマンションや、地方の物件に投資したい方にはあまりおすすめできません。
収入こそ多いものの、経費にできる出費が少なく重い税負担に苦しんでいる場合や、将来に備えて生命保険の加入や相続税対策の方法を検討している場合は、一度スカイコートのマンション投資を検討してみてはいかがでしょうか。