トーシンパートナーズのマンション投資の特徴と、利用者の評判は?

「トーシンパートナーズ」という会社の名前を聞いたことがあるでしょうか?
プロサッカークラブ「浦和レッドダイヤモンズ」のスポンサーでもある企業なので、サッカーに詳しい方なら名前を聞いた覚えがあるかもしれません。

このトーシンパートナーズは、不動産投資事業を営む会社でもあるので、現在マンション投資に挑戦したいと考えている方にとってはパートナーの候補となりうる存在です。
今回は、マンション投資のパートナー企業検討にお役立ていただくため、トーシンパートナーズの特徴とネット上での評判をご紹介したいと思います。
トーシン

・トーシンパートナーズってどんな会社?

トーシンパートナーズの創業は1989年、平成のスタートと共に産声を上げました。
マンションの企画・開発・販売や、不動産売買、仲介を主な事業の柱にしています。
先に述べたようにサッカークラブのスポンサーを務めるほか、著名なトライアスロン選手も数名排出しており、スポーツ振興に貢献している会社でもあります。
・トーシンパートナーズの基本情報
正式名称は株式会社トーシンパートナーズ。
不動産管理・入居者フォロー・賃貸媒介業務については、グループ会社である株式会社トーシンコミュニティーが担当しています。所在地は、東京都武蔵野市吉祥寺。東京23区内を中心として、23区を除く東京都内、埼玉県さいたま市、神奈川県横浜市、川崎市に合計1万戸以上の管理物件を保有しています。

◆トーシンパートナーズでマンション投資するメリット

・入居率99.3%、滞納率0.02%の安心
マンション投資で最も気をつけなければならないのが空室リスクです。
入居者募集に力があり、空室が発生してもすぐに次の入居者を見つけられる会社をパートナーにしていれば、こうしたリスクに悩まされる心配はありません。

その点、トーシンパートナーズは入居率99.3%という、業界トップクラスの水準を誇っています。過去3年間も概ね99%前後の入居率をキープしており、入居者募集に確かな実績を持っている会社だといえます。
また、1ヶ月以上の家賃滞納率も0.02%と、ほとんど気にしなくても構わないような低水準です。
こうした数値の裏付けは、オーナーに大きな安心を与えてくれることでしょう。
・30年を一区切りと考えるメンテナンスプラン
トーシンパートナーズでは、30年をひとつの区切りと考えて物件の品質維持のためのメンテナンスプランを提案しています。
一般的なマンション投資も最長30年程度の期間で運用計画を立てることが多いですが、トーシンパートナーズの場合、「30年運用してそこで終わり」ではありません。住宅設備の点検・更新や共用部分の補修などを行い、さらに長い期間運用することを目指すのです。

マンションは、適切なメンテナンスを行えば60~100年は持つと言われており、トーシンパートナーズのこうした姿勢は一つの資産を最大限に活用して利益を上げることを目的としたものです。
長期的なマンション投資を計画している方にとっては、魅力的な提案だといえるでしょう。

・時代に適応しつつ、流されないブランド価値が得られる
多くのマンション投資会社と同じく、トーシンパートナーズも「フェニックス」と「ZOOM」というマンションブランドを持っています。
フェニックスは、単身者向けマンションでありながら、20平方メートル以上のゆとりある広さ、ファミリータイプと同じ建材・部材を使用したマンションです。
周囲の雰囲気馴染むシックなデザインも好評で、長年に渡り人気を博してきました。

ZOOMは、フェニックスに続くブランドとして2013年から供給が始まったブランドです。
24時間対応のセキュリティシステムや、システムキッチン、浴室乾燥機など人気の住宅設備も備えています。
単に流行を追うのではなく「普遍的な美しさ」を掲げたデザインもコンセプトの軸のひとつです。

長期的な運用を目指していることから、提供するマンションブランドも利用者のニーズを抑えつつ、時代の変化に流されにくいものを追求していることがわかります。

・トーシンパートナーズのサブリースについて

トーシンパートナーズでは、物件管理業務の仕組みとして「管理代行システム」と「借上システム」の2つを提供しています。
管理代行システムとは、一般的に集金代行と言われる方式と同じです。
入居者募集や家賃の徴収など基本的な管理業務を業者に委託し、オーナーは家賃を満額受け取ることができます。

一方、借上システムとはサブリースと呼ばれる方式で、マンション経営をすべてトーシンパートナーズに委託する代わりに手数料として設定家賃の1割を支払う仕組みです。
借上システムでは、仮に空室が発生しても収入が保証される家賃保証が受けられるため、空室リスクを心配する方に向いています。
契約は2年毎の更新で、途中で別の方式に切り替えることも可能です。

◆トーシンパートナーズの評判

ネット上でトーシンパートナーズについて、どのような評判があるのか調べてみました。良い口コミと悪い口コミを順番に見ていきましょう。

・良い口コミ
①老後の資産形成に役立った
トーシンパートナーズが長期的なマンション投資を目指しているためか、既存のオーナーにも最初から長期的な運用を目的としてマンション投資を行う方が多いようです。
そうした人からは「老後の収入減を確保できた」という喜びの声が寄せられています。

②運用の過程でマンション投資の知識が身についた
運用が長期間に及ぶということは、その間さまざまな経験を積んでマンション投資のノウハウを学ぶ機会が多いということです。当然、ひとりでわからないことがあればトーシンパートナーズがフォローしてくれます。そのため、「運用しながらマンション投資の知識を学ぶことができた」と評価する声が見つかりました。

・悪い口コミ
①過去、利用者から訴訟を起こされたことがある
すでに解決済みの出来事ではありますが、過去に静岡県内の利用者から「適正でない価格の取引があった」として契約の取消と変換を求めた訴訟を起こされたことがあります。
この点を取り上げて「信頼できない会社だ」と指摘する口コミも存在します。

地裁では原告の訴えが認められ、トーシンパートナーズへの請求額支払が命じられました。
その後、高裁で和解案が示され、2012年には原告との間で和解が成立しています。

②営業マンの対応が悪い
「悪質な勧誘電話を繰り返しかけられた」、「営業マンの態度が悪い」といった口コミがいくつか見られます。検討の際は、信頼できる担当者かどうかよく確かめるようにしてください。

・マンション投資の会社選びでトーシンパートナーズを検討する際のポイント
トーシンパートナーズの特徴は、「安心できる環境で、長期間の運用を目指す」という点にあります。
そのため、「ひとつの物件をじっくり運用して老後の資産形成に役立てたい」といった方に向いている会社だといえるでしょう。

また、長い運用期間を通じてマンション投資に関するノウハウを学習することもできるので、単に業者に運用を任せるのではなく自分で知識を身につけたいという方にもおすすめです。

マンション投資にはさまざまなスタイルがあります。家賃収入をメインに長期的な資産増加を目指すやり方を好む人もあれば、マンションの値上がりを見越して売却による短期的なリターンをメインに運用する人もいるでしょう。後者の人には、トーシンパートナーズはあまりおすすめできません。

個々の投資会社の特徴を捉えて、自身の目指す運用の目的と合致した会社を選ぶのがマンション投資成功の秘訣です。
トーシンパートナーズだけでなく、ほかの会社の特徴もよく調べた上で、自身に合うのはどの会社かよく考えてみてください。